「第4回 能楽【談】ディズム特別公演」と事前講座のお知らせ
- nnookkii2018
- 7月20日
- 読了時間: 4分
いつも『能楽【談】ディズム』の活動を応援して頂き、誠に有難うございます。
本年9月7日(日)に、第4回目となる「能楽【談】ディズム特別公演じっくり楽しむ能楽の世界」を開催します。
今回は『オニノナミダ』と題し、狂言「節分」・能「土蜘蛛」をはじめ、仕舞に至るまで全ての演目を『鬼』の演目で統一しました。
数ある能の演目の中でも「鬼」を取り扱った曲は、見た目も華やかで迫力があり、かつ上演時間も比較的短いものがほとんど。それだけに、能楽鑑賞の初心者からベテラン愛好家まで、幅広い層に支持されています。
しかし、能に登場する「鬼」は、強大な権力に屈服させられた人々の象徴や、愛した人の裏切りによって不本意にも鬼となってしまった女性など、鬼の【怖さ】よりも【悲しさ】を表しています。 そこで今回は、特に鬼の悲しさに焦点を当てた演目を揃え、『オニノナミダ』が能や狂言でどのように描かれているか? そのあたりをじっくりご覧頂きたく思います。
また、当日出演のシテ方・囃子方・狂言方においては、関西で活躍されている能楽師を招いてのスペシャルな編成を行い、さらには、金春流シテ方・中村昌弘師をゲストに迎え、能楽【談】ディズムのメンバーでもある観世流シテ方の佐久間二郎の仕舞と、中村昌弘師による金春流の仕舞を上演するという『異流競演』も目玉となっております。
さらに、能「土蜘蛛」は、後の時代に歌舞伎にも取り入れられたほどの人気曲で、【千筋の糸】と呼ばれる蜘蛛の糸が「ぱあっ!」と一斉に舞台に投げ放たれる様子は圧巻。また、妖怪退治に赴いた武士たちと凄まじい闘いを繰り広げる場面など、息もつかせぬ大迫力の演出はとにかく見どころです。
また終演後には、能楽【談】ディズムのメンバー(佐久間二郎・野口能弘・大藏教義・佃良太郎)4名が能舞台に上がってのアフタートークもあります。
実際に能の舞台で演じているシテ方・ワキ方・狂言方・囃子方の4役が揃ったユニット『能楽【談】ディズム』だからこそ実現可能な、誰もが「見たい!」と思える内容を凝縮した渾身の能楽公演。 ぜひ一日を通して、能が描く迫力の舞台を存分にお楽しみください。
また、公演に先立ちまして、7月25日(金)午後7時より、当日会場と同じ矢来能楽堂にて「事前講座」を行ないます! 能楽【談】ディズムのメンバー4人が勢揃いし、当日の見どころ紹介や実演、また実際に使用される能面や装束の披露と、特別に「蜘蛛の糸」を投げる体験コーナーも用意しています!

こちらは参加費お一人1,000円となっております。すでにチケットご購入の方もまた購入をお考えの方もぜひご参加くださいませ。※事前申し込みは不要です
ご来場を心よりお待ち申し上げております。
◆第4回 能楽【談】ディズム特別公演じっくり楽しむ能楽の世界
~オニノナミダ~
《チケット申し込み》
■カンフェティチケットセンター
※ご予約前にカンフェティへの会員登録(無料)が必要
【電話】050-3092-0051
(カンフェティチケットセンター/平日10時~17時)


■申し込みフォーム
《公演情報》
◆日時:令和7年9月7日(日)午後2時開演(午後1時15分開場)
◆場所:矢来能楽堂(東京都新宿区矢来町60)
◆チケット料金:
〇正面席7,000円
〇脇正面席6,000円
〇中正面席5,000円
※学生割引あり(正面席除く/各2000円引き)
◆番組
・解説「本日のみどころ」

佐久間二郎 大藏教義 野口能弘 佃良太郎
・仕舞「枕ノ段」中村昌弘
【地謡】 高橋 忍 本田芳樹 本田布由樹
・仕舞「鉄輪」佐久間二郎
【地謡】 永島 充 小島英明 桑田貴志
・仕舞「土蜘」中村昌弘 高橋 忍
【地謡】 本田芳樹 本田布由樹
・仕舞「舎利」佐久間二郎 林本 大
【地謡】 小島英明 桑田貴志
・狂言「節分」
シテ【鬼】大藏教義
アド【女】茂山 茂
~休憩二十分~
・能「土蜘蛛」~入違ノ伝~
シテ【怪僧・土蜘蛛の精】佐久間二郎
ツレ【源頼光】長山耕三
ツレ【胡蝶】 坂 真太郎
トモ【従者】 桑田貴志
ワキ【独武者】野口能弘
ワキツレ【従者】舘田善博
ワキツレ【従者】野口琢弘
アイ【早打】大藏基誠
【笛】 斉藤 敦
【小鼓】寺澤由佳里

【大鼓】佃 良太郎
【太鼓】澤田晃良
【後見】永島 充 小島 英明

【地謡】観世喜正 馬野正基 角当直隆 林本 大
午後4時45分頃終演予定
※終演後、能楽【談】ディズムメンバー
によるアフタートークあり
皆様のお越しをメンバー全員心よりお待ち申し上げております
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